理事長あいさつ

132_学園理事長
 山陽学園は、1886(明治19)年、女性の地位向上を目指し、知・徳を兼ね備えた女性を育成するため、「山陽英和女学校」として設立されました。当時はまだ女性の社会的地位や女性に対する意識が低い時代でした。学園の創立者たちは、我が国の近代化、社会の発展のためには女子教育が必要であるとの熱い思いで、岡山の地にいち早く女学校を創設しました。そして今日に至るまで、女子教育の振興と人材育成を通して地域社会の発展に少なからず貢献できたものと考えています。

 それから130年余が経過した現在、社会情勢は大きく変化しました。グローバル化や情報化等の進展により、様々な分野でボーダレス化が進んでいます。法令も順次整備され、女性の社会的活躍も大いに盛んになっており、社会の仕組みや人々の意識は大きく変化しました。こうしたなか、本学園では、2009年に大学に看護学部の新設を契機に、大学・短期大学を男女共学にしました。そしてこのたび、中学校・高等学校についても、2020年から男女共学校に移行することを決定しました。今後さらなる男女共同参画や多様性が重視されるなか、調和のとれた男女共学教育を行うことで、共生社会の実現に寄与してまいります。  
 
 また、短期大学に、2020年から3年コースを新設します。2018年に大学に開設した地域マネジメント学部に続く改革です。このコースは時間的・経済的ゆとりをもって学ぶことができます。経済的理由で進学を諦めていた高校生や再チャレンジしようとする社会人などが学びやすい環境を提供することで、社会の要請に応えてまいります。  
 このように山陽学園は、132年の伝統を踏まえながら、これからも社会の変化に対応して進化し続ける学園にしたいと考えています。ご理解とご支援を賜りたいと存じます。